お笑いナタリー Power Push - 「さまぁ~ず×さまぁ~ず」特集 ディレクター座談会

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」特集

ディレクター座談会

さまぁ~ずへの愛があふれちゃう

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」の第15弾Blu-ray / DVDが10月26日に発売される。

この作品の発売および番組の10年目突入を記念し、お笑いナタリーは先日「さま×さま」で演出やディレクターを務めるスタッフ5人に集結してもらい、座談会を行った。「さま×さま」ファンにもなじみのある彼らは番組制作の裏側や、さまぁ~ずへの思いをどう語るのか。

さらにこの座談会が行われたあと、さまぁ~ず本人にもスタッフ陣に関してコメント取材を実施した。さまぁ~ずの言葉とあわせてスタッフ陣の座談会を楽しんでほしい。

取材・文 / 成田邦洋
イラスト / お笑いナタリー編集部

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「さまぁ~ず×さまぁ~ず」第15弾
2016年10月26日発売 / 株式会社テレビ朝日
「さまぁ~ず×さまぁ~ず」第15弾 Vol.30/31+特典DISC [Blu-ray Disc 3枚組]
Vol.30/31+特典DISC
[Blu-ray Disc 3枚組] 9288円
ANZX-56422~4
「さまぁ~ず×さまぁ~ず」第15弾 Vol.30/31+特典DISC [DVD 3枚組]
Vol.30/31+特典DISC
[DVD 3枚組] 8100円
ANSB-56905
「さまぁ~ず×さまぁ~ず」第15弾 Vol.30
Vol.30
[DVD] 3024円
ANSB-56422
「さまぁ~ず×さまぁ~ず」第15弾 Vol.31
Vol.31
[DVD] 3024円
ANSB-56423
商品詳細
収録内容
Vol.30

本編:甘い誘惑にご用心!大竹VS雨の日ポイント / 大竹の世直しに成果!? ダメ店員の母から報告 / 三村パパ 息子の運動会で奮闘! そして感動!? / 酔っ払いオジサン三村 寝起きで衝撃事実発覚 / グアムで探せ!“幻のチョウ”マネージャー / 才能が開花!? 大竹Jr.ノリツッコミに開眼! / 1ポーズで何の職業か伝えよう!~完全版 / パペットコント傑作選~息子ついにしゃべる!?

特典映像:初公開!10年ぶり新ポスター撮影の舞台裏 ほか

Vol.31

本編:段取りが多過ぎる神社の祈祷で大パニック! / 大竹VS若手マネ イライラ極限のメール事件 / 三村パパ収録中のステージで愛息に生電話!? / 家族で団らん三村家カラオケ大会の一部始終 / 大竹の天然行動を三村が大はしゃぎで報告! / 即席アニマル軍団でレストラン経営!?~完全版 / あの昔話に衝撃の展開が!「新つるの恩返し」 / パペットコント傑作選~やすゆきくんと紅葉

特典映像(未公開トーク):妄想炸裂!もしもスパイダーマンになったら!?

特典ディスク

Blu-ray / DVD ボックス共通 特典映像:2016年夏に東京・六本木ヒルズアリーナで行われた野外イベントの様子を、スペシャルバージョンとして丸ごと収録。フリートーク、即興振り付け対決、番組オリジナルメニューの試食レポートなど盛りだくさん。逆再生ソングコーナーには特別ゲストのアーティストが登場する。

Blu-rayボックスのみの特典映像「さまぁ~ずが家に来た!藤野D宅のおもてなし!」:長年番組の制作に携わっている藤野ディレクターが、さまぁ~ずを一人暮らしの自宅に招待するオリジナル企画。あの手この手で2人におもてなしする。

さまぁ~ず×さまぁ~ず

さまぁ~ず×さまぁ~ず

毎週木曜26時21分よりテレビ朝日系で絶賛放送中
(一部地域を除く)

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」ディレクター座談会 さまぁ~ずへの愛があふれちゃう

座談会出席者と「さま×さま」との関わり

飯山直樹

飯山直樹(イイヤマナオキ)

演出。さまぁ~ずより年上なので、座談会でも「大竹」「三村」と呼んでいる。

塚田正道

塚田正道(ツカダマサミチ)

ディレクター。「さま×さま」の記念すべき初回を担当した。

藤野義明

藤野義明(フジノヨシアキ)

ディレクター。今回発売されるBlu-rayボックス特典ディスクの撮り下ろし企画で自宅にさまぁ~ずを迎えた。

佐藤英輔

佐藤英輔(サトウエイスケ)

ディレクター。当初はチーフADを担当していた。

碧山莉那

碧山莉那(アオヤマリナ)

2016年4月よりディレクター。ADを3年間務めた。

★飯山、塚田、藤野、佐藤の4名は、2007年の「さま×さま」スタート時からのスタッフ。

さまぁ~ずの番組だからナレーションは入れない

──「さま×さま」は各放送回に担当のディレクターがいる、と伺いました。担当のディレクターは具体的にどんなお仕事をされるのでしょうか?

飯山

「マルチ大喜利」(ステージ上のマルチスクリーンを利用しての大喜利やクイズなどを展開するコーナー)のお題を決めたりします。収録中はサブのD卓(副調整室のディレクター卓)に座ってフロアに指示を出し、収録後には編集します。今はこの4人(塚田、藤野、佐藤、碧山)でやっているので、演出の僕は「アハハハ!」って笑いながら遊んでいるような感じです。

──担当は持ち回り制なんでしょうか?

佐藤

そうです。担当じゃない誰かがフロアにいて、D卓からの指示を聞いています。とは言ってもこの番組に関しては、フロアではあまりやることないんですけど。「マルチ大喜利」のやり方や進行のカンペを出すくらい。さまぁ~ずさんのトークに笑ってるだけでいいです(笑)。

塚田

ディレクターが前面に出ない感じですね。いただいたおいしい素材をおいしいまま出すということです。

佐藤

だからこそ、編集するときに緊張感があるんですよ。トークが面白いので、編集で切っちゃってつまんなくなっていたとしたら、自分のせいじゃないかと。

飯山

それと番組の立ち上げのとき、「ナレーションは入れないようにしよう」と決めました。「さまぁ~ずのしゃべりだけで行こう」と。

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」のワンシーン。

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」のワンシーン。

──言われてみれば確かにそうですね。それはなぜでしょう?

飯山

2人の番組だから、ですね。ナレーションを入れると、どこかを短くしないといけない。テンポも何もかも、2人のままを見せたいんです。

──ゲームのルール説明をナレーションにする番組は多いですが……。

飯山

ああいうのも、2人がしゃべったほうが面白いですからね。全部2人にやってもらっています。

さまぁ~ずから飯山さんへ

──飯山さんは「さま×さま」の収録に際して、ご自身のお仕事を「笑いながら遊んでいるような感じ」とおっしゃってました。

三村 いつもスタジオのモニターの横にいるんです。俺らも「笑ってるかな?」ってちょっと気になってます。

大竹 笑ってないときもあるんですよ。

三村 笑ってないときは「この話、フェイドアウトしてみようかな?」と(笑)。

大竹 だから本当は、ずーっと笑ってないとダメなんです(笑)。

三村 (座談会に出席した5人の中で)唯一年上の先輩ですから、こっちにもいい緊張感がありますよ。

大竹 信頼している人です。ただ、酔うと収拾がつかない(笑)。こういう人のことを言うんでしょうね。酒に飲まれる人というのは。普段はおとなしくて真面目で、きちっとやってる。仕事熱心だと思います。だから爆発しちゃう(笑)。それはそれで面白いです。

三村 10年のうちには酔ったときに本音の話をいろいろして、それで番組もよくなっていきました。

さまぁ~ずはもう一つ先の笑いを作る

──「マルチ大喜利」のお題はどのように生み出されるのでしょうか?

飯山

ひたすら考えるしかないです。作家さんにとっては毎日が締切。たくさん考えても番組で採用されるのは1割くらいじゃないでしょうか。

塚田

「絵描き歌で相方に伝えよう」は、試しにスタッフが会議室でやってみたんですよ。我々でやって面白ければ、さまぁ~ずさんがやればもっと面白いですから。実際、番組内で発生した「2人がお互いに歌の中で相手の絵を訂正する」みたいな流れは、自分たちでは思いつかなかった。さまぁ~ずさんがステージでもう一つ先の笑いを作る、というのは多々あります。

藤野

「マルチ大喜利」も基本的に打ち合わせをしていないんです。

飯山

さまぁ~ずは手探りが好きなので、「ちょっと違ったね」って言いながら終わるときもあるんですよ。

碧山

「1枚足して新しい紙芝居を作ろう」は、その場で紙芝居をシャッフルして新たな昔話ができるので面白いです。「箱の中身を質問で当てよう」は実物が入っているか写真が入っているかがポイントで。1回目では箱のサイズ感から2人が中身を想像されてて、2回目以降は写真が入っているかどうかを警戒する、という面白さがあると思います。

佐藤

大竹さんは箱の中身を当てるとき、そこに入ってるサイズのものだろうと思っているから、写真パネルが入っていたらすごく怒るんです(笑)。細かいところはよく気がつく人のはずなんですけれど、大竹さんは箱の中身を当てるのが苦手みたいです。

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」のワンシーン。

「さまぁ~ず×さまぁ~ず」のワンシーン。

藤野

大竹さんはルールの把握がなかなかできない。ド天然なんですよ(笑)。それが面白いんですけどね。ルールを説明したはずなのに、理解しないままやってて、三村さんに「まだわかってないの?」って言われる。

佐藤

それこそDVD Vol.31に収録されている「三村presents 2014とんちんかん大賞」では、ほかの番組で大竹さんがルールを完全に勘違いしていたエピソードを三村さんが語っています。

──うれしそうに話されていました。

佐藤

この「とんちんかん大賞」はDVDではすごく長い尺で使っていて、オンエアのときよりも三村さんが何回も多く大竹さんをイジっています(笑)。そのほかにもDVDでは、ライブに近い感じにトークを戻して再編集しているものがけっこう多い。オンエアをすでに観ている方にも「実はもうひと笑いあったよ」とオススメできます。

さまぁ~ずから佐藤さんへ

──佐藤さんは「大竹さんは細かいところはよく気がつく人のはずなんですけれど、箱の中身を当てるのが苦手みたい。三村さんはああ見えてちゃんとされている大人の方」とおっしゃっていました。

大竹 間違いないです。

三村 よく観察してますね。僕、ちゃんとした大人ですもんね。「ああ見えて」っていうのは、いい加減に見えるんでしょうかね?(笑)

大竹 佐藤はこの番組にADのときから付いていて、いいですよ。

三村 かなり「さま×さま」に愛着があるんじゃないかな、とこっちが勝手に思っています。

大竹 それはちゃんと感じています。