ビッケブランカ「FEARLESS」PR

ビッケブランカ

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1stフルアルバムで見せる成長の証

ビッケブランカが7月5日に1stフルアルバム「FEARLESS」をリリースした。

メジャー2作目、そして初のフルアルバムとなる今作にはバラエティに富んだ全12曲を収録。前作「Slave of Love」の表題曲以外はすべて新曲で、ホーンやストリングスを取り入れた新たなアプローチに挑戦した意欲作となっている。ビッケが最高傑作だと自負する「FEARLESS」はどのように生まれたのか、そして今作のリリースが彼にどのような影響を与えたのか、単独インタビューで紐解く。

取材・文 / 清本千尋
撮影 / 後藤壮太郎

ビッケブランカ「FEARLESS」
2017年7月5日発売 / avex trax
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3780円 / AVCD-93697/B

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CD収録曲
  1. FEARLESS
  2. Moon Ride
  3. Take me Take out
  4. Want You Back
  5. Stray Cat
  6. さよならに来ました
  7. Postman
  8. Broken
  9. 幸せのアーチ
  10. Like a Movie
  11. Slave of Love
  12. THUNDERBOLT
DVD収録内容

Slave of Love TOUR 2017 at Shibuya WWW

  • ココラムウ
  • Alright!
  • 追うBOY
  • 秋の香り
  • Your Days
  • アシカダンス
  • Slave of Love
  • ファビュラス

悪ふざけに乗っかってくれるチームでよかった

──昨年10月にミニアルバム「Slave of Love」でメジャーデビューしてから、もう8カ月が経ちました。「FEARLESS」はメジャー2作目、そして初めての1stフルアルバムとなります。今作についてビッケさんは「初フルアルバムにして最高傑作!」とコメントされていました(参照:ビッケブランカ“最高傑作”自負する1stアルバムリリース、全国ツアーも決定)。

はい、自身最高傑作ですね。

ビッケブランカ

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──トロフィーを手にしたアートワークから、その自信が伝わってきます。かなりインパクトのあるアートワークだと思うんですが、こちらはどういったアイデアから?

僕が制作チームに「僕、賞を取りたいんですよね」と、アカデミー賞やグラミー賞の表彰式の写真を見せながら言ったことがきっかけです。こんなの普通だったらスタッフさん止めますよね(笑)。でも「いいじゃん。やろうよ」とみんなが乗ってくれてこのようなジャケットに。この意見が採用されたとき、僕の悪ふざけに乗っかってくれるチームでよかったなと思いましたね。

──このトロフィーは収録曲「Moon Ride」のミュージックビデオでキーアイテムとして使用されていますね。

「LOSING WINNER AWARDS」っていう架空の賞のトロフィーを特注で作ってもらったんです。「LOSING WINNER」というのは“負けてる勝者”という意味。僕は自分の作品で二面性を歌ってきたつもりで、今作でもそれは同じ。“恐れない”を意味する「FEARLESS」というタイトルがそれを体現した言葉で、本当に強い人は“Strong”であり“Powerful”、そして“Great”なわけですよ。“Fearless”というのは“ビビりながらも立ち向かう勇気”のこと。アートワークもトロフィーを手に怖いもの知らずな表情をしてるんだけど、実際はそれだけじゃない感情が渦巻いているというのを表現しています。結果、MVでも女の子に騙されてトロフィーを奪われた挙句、刑務所に入ってしまうわけですから(笑)。

──なるほど。私は今作を聴いて「FEARLESS」というタイトル通り恐れも知らずに自由に制作に取り組まれたんだなと思ったんです。インディーズ時代にリリースした「ツベルクリン」(2014年10月発売のミニアルバム)や「GOOD LUCK」(2015年8月発売のミニアルバム)では、ピアノサウンドが前にガツンと出た曲が多かった印象で、ビッケブランカ=ピアノマンというイメージでした。メジャーデビュー後の作品ではバンドサウンドを打ち出した楽曲が増えて、ライブでもハンドマイクで歌う姿をよく見るようになりましたし。

ピアノマンから逸脱したかったわけじゃないんですけど自然とこうなってきましたね。一応全部の曲にピアノのサウンドは入ってるんですけど、比率としては変わってきたかもしれない。

──メジャーという環境も影響しているのかもしれませんね。

それはあるかもしれないです。技術的にこれはできないからやめようとか、お金がかかるからやめようとか、そういういろんな制約を取っ払って自分がやりたいサウンドを求めて曲作りをしていくうちに自然とそうなっていきました。

オープニングはディズニー映画をイメージ

──「FEARLESS」の制作はいつ頃始まったんですか?

本格的に制作に取り掛かったのは前回のツアー(2017年1月開催の「Slave of Love TOUR 2017」)が終わった翌日ですね。先行で配信リリースされた「Take me Take out」は「Slave of Love」のリリース直後にレコーディングして、12月にはもう完成していました。そのツアーでも披露してますしね。

ビッケブランカ

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──前作に引き続き収録された「Slave of Love」以外の11曲はすべて新曲です。今作のために書き下ろした曲なんでしょうか?

基本はそうですね。原型があった曲もありますが、歌詞をかなりブラッシュアップしてますし、書き下ろし曲だと思ってもらって問題ないです。ツアーが終わってから4カ月ぐらいはずっとこのアルバムのための曲を作る生活でした。100曲作ってその中から選ぶ、という感じではなくアルバム用に11曲を狙い撃ちで書いていきました。

──前半はノリのいいファンキーなナンバーが続きますよね。1曲目の「FEARLESS」を除いて(笑)。

あはは(笑)。あの曲……曲と言えるのか微妙ですけど、あのトラックは最後に作ったんですよ。11曲がそろって、今作でやりたいことはやり尽くして、でも何かイントロ的なものが欲しくて。歌詞にはしなかったんですけど、こんなことしゃべってるんですよ。

「Darkness,fell all other than moonlight.
Creepy devilish voice shouts in your ear.
The last torch sunk in your hand and went out.
and all was faded forever.」

訳:
月明かり以外すべてが闇に落ちて
悪魔のような不気味な声が耳元で叫ぶ
最後の灯火が手から落ちて消えた
そしてすべてが消え去った

──……つまり何が言いたいのでしょうか?

おとぎ話やディズニー映画とかってなんとなく不穏な雰囲気から始まるものが多いイメージで、そういうものを自分で作ってみた結果がこれで。このあとストーリーが始まるっていうイメージ付けのために作ったトラックです。