THE CHARM PARK「THE CHARM PARK」PR

THE CHARM PARK

THE CHARM PARK

セルフタイトル作で浮かび上がった自分の色

THE CHARM PARKが自らの名を冠した初のフルアルバム「THE CHARM PARK」をリリースした。アメリカで育ち、日本の音楽に惹かれて7年前に来日したTHE CHARM PARKは、大橋トリオのツアーサポートや、南波志帆のサウンドプロデュースなどマルチな活躍で注目を集めるシンガーソングライターだ。今回のアルバムは日本語詞と英語詞、そして多種多様なサウンドが交錯する、彼のルーツを表現したような作品に仕上がっている。音楽ナタリーではTHE CHARM PARKへのインタビューを実施。アルバムや音楽活動に対する思いを語ってもらった。

取材・文 / 近藤隼人
撮影 / 南阿沙美

THE CHARM PARK「THE CHARM PARK」
2017年11月8日発売 / TOWER RECORDS
THE CHARM PARK「THE CHARM PARK」

[CD]
3024円 / TRJC-1070

Amazon.co.jp

収録曲
  1. Lights
  2. Fly Free
  3. ディスク
  4. 進む
  5. Pillow
  6. Run
  7. Starry
  8. Make it Okay
  9. Favorite Songs
  10. Lost
  11. Dreamers

意図せずに統一感が生まれた

──初のフルアルバムに「THE CHARM PARK」というタイトルを付けた理由は?

このアルバムを作り始めるときに、自分の中である程度テーマが決まっていて。聴けば誰の曲かわかるけど、1曲1曲のジャンルはバラバラな作品にしたかったんです。でも、いろんなジャンルの音楽を入れる予定で制作を始めて、ある程度できあがってみたら、途中から統一感が出ていることに気付いて。もっとバラバラにできると思ってたんですけど、アルバム全体にちょっとした色があったんですよね。その色にタイトルを付けるとしたら、自分の名前しかないかなと思いました。

THE CHARM PARK

THE CHARM PARK

──アルバムにはさまざまな曲調の楽曲が収録されている印象ですが、当初はさらにバラバラな曲を集めた作品にする予定だったと。

もともとその予定でした。バラバラでありつつも、統一感を感じられることに自分でも驚いていて。自分が作る音楽には、どうしても自分自身が表れるんですよ。

──意図せずにまとまりが生まれたんですね。

バラバラと言いつつも、どの曲にも好きな音楽の要素が入っているので統一感が生まれたんでしょうね。うまく説明できないですけど。

──今年の6月から4カ月連続でリリースされた配信シングル4曲もアルバムに収録されています。これらの楽曲は、最初からアルバムに収録することを意識して制作したものなんでしょうか?

はい。それまでミニアルバム2枚のリリースが続いたので、そろそろフルアルバムを作ってみたいという思いがありました。

ミディアムロックがルーツ

──9月に先行配信リリースされた「Fly Free」については、自身の楽曲解説の中で「好きな音楽であるミディアムロックに挑戦した」とコメントされています(参照:THE CHARM PARKが初フルアルバム、12月には東京&大阪ワンマン)。

“ミディアムロック”がそもそもどういう音楽なのか、正直自分でもよくわからないんですけど、好きな音楽を言い表すにはそれが一番無難な言葉だろうなと思っていて。僕はRadiohead、Keane、Coldplayや、世間的にブリットポップと言われているバンドなど1990~2000年代の音楽がすごく好きで、自分のルーツになっているんです。でも、彼らの音楽はブリットポップというよりはミディアムロックと言ったほうが僕にはしっくりくるんですよね。「Fly Free」ではそういった音楽に挑戦しました。

──ルーツではあるけど、これまでミディアムロックの曲はやってこなかったんですね。

そうですね。ディストーションの効いたギターの音を曲に取り入れたのは、THE CHARM PARKとしては今回が初めてかもしれないです。これまではわりとアコースティックな路線だったので。

THE CHARM PARK

THE CHARM PARK

──今回のアルバムでも「進む」など、「Fly Free」と違ってギターの音があまり主張されていない曲もあるように感じました。

はい。「進む」はアルバムの中心になっている曲ですね。そうしようと思って作ったわけではないんですが、全曲を通して聴いたら、この曲はアルバムの中で大事な役割を果たしている曲になりました。

──それはサウンドの面で? それとも歌詞ですか?

すべてですね。歌詞には「急がずに進む」という常に僕の中にあるテーマが表れていますし、サウンドもすごくアコースティックなわけでもなく、ロックやポップスでもない、その中間な仕上がりになっていて。