スコット&リバース「ニマイメ」PR

スコット&リバース

スコット&リバース

今、再びの邦楽宣言

スコット&リバースが2ndアルバム「ニマイメ」をリリースした。

ALLiSTER、MONOEYESのメンバーとしても活躍するスコット・マーフィーと、weezerのフロントマンであるリバース・クオモがユニットを組み、スコット&リバースとして活動をスタートさせたのは2012年のこと。1stアルバム「スコットとリバース」から約4年ぶりとなるニューアルバムには、結成当初から変わらない彼らのJ-POPへの愛やポジティブなメッセージが随所に詰め込まれている。

miwaをはじめ、MONGOL800のキヨサク、RIP SLYMEのPESといった日本人アーティストとの充実したコラボレーションを経て、2人が次に目指すものとは。音楽ナタリーではスコットと、プロモーションのため来日したリバースに話を聞いた。

取材・文 / 三宅正一(ONBU)
通訳 / 伴野由里子
撮影 / 相澤心也

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スコット&リバース「ニマイメ」
2017年4月12日発売 / Sony Music Japan International
スコット&リバース「ニマイメ」完全生産限定盤

完全生産限定盤 [CD+グッズ]
4320円 / SICX-68~9

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スコット&リバース「ニマイメ」通常盤

通常盤 [CD]
2592円 / SICX-70

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収録曲
  1. 僕らの未来
  2. Doo Wop feat. キヨサク(MONGOL800)
  3. FUN IN THE SUN feat. PES(RIP SLYME)
  4. カリフォルニア サンシャイン
  5. 風吹けば
  6. ニューガール
  7. 君はサイクロン
  8. スコリバのテーマ
  9. 本音なんだ。
  10. ハミングバード
  11. 変わらぬ想い with miwa
  12. パンツ脱ぐ(※ボーナストラック)

日々日本語と向き合う2人

──とてもポジティブなフィーリングに満ちた、ワクワクするアルバムが完成しましたね。日本語でつづる歌詞も明らかにレベルアップしているし、サウンドプロダクションもよりカラフルなものになっていて。

スコット・マーフィー ありがとう。

リバース・クオモ 日本語の歌詞はさらに自然になって、サウンドはちょっとエレクトロニックな要素も入っていて、すごく気に入ってます。

スコット 4年かけて作ったアルバムだから、いろんな思い出もあって。1stアルバムより成長できたね。僕は3年前にアメリカから東京に引っ越したから日本語が上達したと思いたいし(笑)、歌詞もうまく書けたはず。1stアルバムも今でも大好きだけどね。

スコット・マーフィー

スコット・マーフィー

──リバースも日本語を日々猛勉強中だとか。

リバース 今は漢字にハマってます。漢字はスコットよりちょっと上手です。

スコット 漢字は僕よりリバースのほうがだいぶ上手。パソコンとスマホがあればいい勝負になるけど、なかなか漢字を手書きするチャンスってないでしょ? でもリバースは毎日手書きで日本語を書いてるから。

──Twitterでも日本語で書いた文章をアップしていますね(参照:リバースクオモン(@RiversCuomoJPN) | Twitter)。リバースの好きな漢字は?

リバース たぶん……「怒る」?

一同 あはは(笑)。

リバース 昨日、取材の合間にある女の子が「怒る」という漢字の意味を説明してくれました。それが面白かったです。

──ああ、「女」「又」「心」で成り立っていて深い意味があると(笑)。

リバース そう! 面白いです。

チャットモンチーからコード進行を拝借

──今作の収録曲は4年かけてじっくり作っていった感じですか?

スコット そうだね。特にコンセプトはなくて、ちょっとずつ作っていって。2014年に「カリフォルニア」、2016年の8月に「Doo Wop feat. キヨサク(MONGOL800)」と「FUN IN THE SUN feat. PES(RIP SLYME)」を配信シングルでリリースして。そのほかの曲は最近作ったものが多いかな。僕がリバースのいるロサンゼルスに行けるチャンスがそんなにないから、行けたときにバーッとレコーディングした感じ。

リバース 東京でもライブのサポートメンバーたちとレコーディングしました。僕はスコリバで曲を作るときはモダンなサウンドプロダクションに興味があって。スコリバの音楽を2017年ならではのサウンドに進化させることが「ニマイメ」でとても重要なことだと思ったんです。weezerでは1990年代っぽいサウンドをずっとやってきているから、「ニマイメ」ではコンテンポラリーなサウンドをクリエイトしたかった。あと、miwaさん、PES(RIP SLYME)さん、キヨサク(MONGOL800)さんとのコラボレーションもとても楽しかったです。

リバース・クオモ

リバース・クオモ

──なるほど。やはり2人共、日本人アーティストとコラボレーションしたいという思いが強かった?

スコット そう。僕らはがんばって日本語で歌詞を書いて日本語で歌ってるから、日本のアーティストとコラボレーションできたらもっと曲がJ-POPっぽくなると思ったし。

リバース J-POPの曲はアメリカの曲より複雑だから楽しいです。アメリカの曲はコード進行もメロディも繰り返すものが多いけど、日本の曲は展開が多いから。そういえば昨日、チャットモンチーとリハーサル・スタジオで会えたんです。実はweezerが昨年リリースしたアルバム(2016年4月リリースの「weezer(White Album)」)に入ってる曲は、スコットさんが教えてくれたチャットモンチーの曲からコード進行を拝借したんですね(笑)。彼女たちはアルバムを聴いてくれていたんですけど、そのことに気付かなかったみたいです。「見つかりませんでした」と言っていました(笑)。

──そうだったんですね。この4年間で、ほかにはどんな日本のアーティストの曲を聴きましたか?

リバース BABYMETAL、miwaさん、椎名林檎さん、マキシマム ザ ホルモン、SEKAI NO OWARI、back numberとか。いつも日本の歌からいい影響をもらってます。

松本隆とビリー・スタインバーグ

──アルバムの内容についてもう少し聞かせてください。シティポップやAORテイストの「君はサイクロン」や、80’sポップス感に富んだ「風吹けば」のタイトルと歌詞の内容には、どこか松本隆さんの作風にも通じるところがあるなと感じました。制作のうえで意識したところはあるんでしょうか?

スコット そこまで影響されてないけど、言っていることはすごくわかる。

リバース 「風吹けば」の曲作りに協力してくれたビリー・スタインバーグはマドンナの「ライク・ア・バージン」やシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」に関わった人なので、日本の歌謡曲と時代性が通じてるのかもしれないですね。

スコット&リバース

スコット&リバース

──なるほど! 今の話を聞いて納得しました。

リバース 「風吹けば」は僕もフェイバリットナンバーです。クラシックなニュアンスのあるポップソングだと思います。「君はサイクロン」も、ライブのリハーサルをしていて踊りたくなりました(笑)。

──スコットのフェイバリットナンバーはどの曲ですか?

スコット 僕は「変わらぬ想い」かな。アルバムの中で一番「ザ・J-POP」な曲だと思うから。miwaちゃんとコラボレーションできたのも思い出深くて。彼女がボーカルブースに入って歌い始めたときには「本物だ!」って思った(笑)。