奥華子「遥か遠くに見えていた今日」PR

奥華子

奥華子

たどり着いた“遥か遠く”
14曲に人生を映し出して

奥華子がニューアルバム「遥か遠くに見えていた今日」をリリースした。

今作は、前作「プリズム」から約1年半ぶりに届いた9枚目のオリジナルアルバム。この作品には既発シングル曲「キミの花」「最後のキス」や、「MAST」のテレビCMソングとして話題を呼んだ「プロポーズ」、ニンテンドー3DS用ソフト「牧場物語 3つの里の大切な友だち」イメージソング「ほのぼの行こう」といったタイアップソングに新曲を加えた全14曲が収録される。

「今回は人生のことをいろいろ歌うこともできた」という奥に、本作に込めた思いをじっくりと聞いた。

取材・文 / もりひでゆき
撮影 / 上山陽介

  • 136

    64

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
奥華子「遥か遠くに見えていた今日」
2017年5月17日発売 / ポニーキャニオン
奥華子「遥か遠くに見えていた今日」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
3500円 / PCCA-04535

Amazon.co.jp

奥華子「遥か遠くに見えていた今日」通常盤

通常盤 [CD]
3000円 / PCCA-04536

Amazon.co.jp

CD収録曲
  1. Rainy day
  2. 恋のはじまり
  3. 愛という宝物
  4. プロポーズ
  5. 彼女
  6. 365日の花束
  7. キミの花
  8. ほのぼの行こう
  9. 思い出になれ
  10. 最後のキス
  11. Mail
  12. アイスクリーム
  13. スタンプラリー
  14. 遥か遠くに
初回限定盤DVD収録内容
  • 「キミの花」Music Clip
  • 「最後のキス」Music Clip
  • Making of 「遥か遠くに見えていた今日」
  • 「思い出になれ」Image Clip

人生のことも歌うことができた

──素敵なアルバムが完成しましたね。

ありがとうございます。私としてはまず「遥か遠くに見えていた今日」というタイトルを付けられたことがすごくよかったなって思うんですよ。今回のアルバムのことをちゃんと言い表せたというか。

──デビュー10周年を経た今だからこそリアルに響くタイトルのような気がします。

そうですね。いろんな過去を踏まえたうえでみんな今を生きているわけですけど、その人生の中には変わっていくこともあれば変わらないこともある。私に関して言えば、昔から変わらず今も恋愛ソングをたくさん作ってはいますけど、今回は人生のこともいろいろ歌うことができたかなって思うんですよ。恋愛の曲であっても、それを通して人生をとらえているというか。そういう曲が集まったアルバムにふさわしいタイトルのような気がするんですよね。

奥華子

奥華子

──奥さんがデビューした頃に思い描いていた“今日”にたどり着けている、という実感もありますか?

それはどうですかね。まだたどり着けていないような気もしますし、そもそも当時にどんな未来を夢見ていたかも定かじゃないというか(笑)。ただ「この年齢になってもまだ同じことを考えているとは思ってなかった」みたいなことはありますけど。

──例えば恋愛観とか?

そうそう。恋愛以外のことに関してもそうですけど、要はいくつになっても完成されないんですよ。ずっと迷ってるし、悩んでるし、何かを探し求めてる。昔は年齢を重ねればそうじゃなくなるのかなって思ってたんですけどね。でも一方では、人生が有限であることをちゃんと理解できるようになってきたっていう部分もあって。それは昔とはちょっと違うところなのかもしれないです。今回のアルバムの歌詞を客観的に眺めてみると、そんなことばっかり言ってるなっていう気が自分ではします。

私には捨て曲は1つもない

──曲作りに関しては昔と今で何か違いってあります?

昔は作りたいものがあふれていたので3日に1曲くらいのペースでどんどん新しい曲を作れてましたけど、今はね、もう大変(笑)。毎回、めちゃくちゃ絞りだしながら作ってますね。

──それはご自身の中の曲作りに対するハードルが上がっているからなのでは?

ああ、確かにそれはあるかもしれないですね。「なんでもいいや」って思えば、曲はいくらでもできるんですよ。でも、それは絶対にイヤ。「自分がいいと思えるものを作りたい、絶対に負けたくない」っていう気持ちは活動を重ねる中でより強まってるとは思います。去年全曲ライブをやったときに、「私には捨て曲は1つもないんだな」っていうことを改めて思ったんですよ。アルバムの隅っこに入っているような、誰も知らないような曲でさえも、ちゃんと自分なりの思いを込めてしっかり作ることができているなって。なので今回の制作においてもそこはすごく意識しましたね。で、その意識をしっかりと形にできたと思います。

──1曲目の「Rainy day」からしてとんでもない名曲ですもんね。この曲のメロディにはちょっと今までにない雰囲気を感じたんですけど。

あーなるほど。実はこれ、17年前に作った曲なんですよ。だからちょっと雰囲気が違うのかも。私の中ではメロディも歌詞もベスト3に入るくらい大好きな曲です。インディーズ時代に一度、弾き語りでCDに入れていたんですけど、当時からバンドサウンドのイメージがあったので、バンドスタイルのライブではよく歌ったりしてたんです。で、当然メジャーでも改めて出したいなとはずっと思っていたんですけど、すごく思い入れの強い曲でもあったので軽い気持ちでは出したくなかったというか。絶対にいい形で世に出したかったんです。

奥華子

奥華子

──満を持して今回収録されることになったのはどうしてですか?

当初は全然入れる予定ではなかったんですけど、シングル「キミの花 / 最後のキス」の演奏を最高のメンバーにお願いできたときに、「あ、このメンバーなら『Rainy day』もすごいものにしてくれるかもしれない!」ってふと思ったんですよ。で、実際に録らせていただいたら、ホントに素晴らしい仕上がりにしていただくことができて。私が思い描いていた本来の「Rainy day」を作れた気がしたので、これはもうアルバムに入れようと。

──しかも惜しげもなく1曲目に。

そうそう。曲調的にはアルバムの最後のほうが似合いそうな気もするんですけど、私はどうしても1曲目にしたかったんですよ。今の時代、曲単位でチョイスして聴く人が多いと思うんで、曲順くらいは自分の主張を思い切り出そうかなって(笑)。CD屋さんの試聴機でも、1曲目なら絶対に聴いてもらえるでしょうしね。