MY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」PR

MY FIRST STORY × 山岡晃(「LET IT DIE」サウンドディレクター)

MY FIRST STORY × 山岡晃(「LET IT DIE」サウンドディレクター)

世界中に届けられるゲーム音楽を目指して

MY FIRST STORYがミニアルバム「ALL LEAD TRACKS」を7月19日にリリースする。

本作にはPlayStation®4用サバイバルアクションゲーム「LET IT DIE」の公式ソング「LET IT DIE」、日本テレビ系「スッキリ!!」6月度のテーマソングでスマートフォンゲーム「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」第三部の主題歌でもある「REVIVER」といったタイアップ曲が並ぶ。MY FIRST STORYの知名度をさらに高めることになりそうな1枚だ。

音楽ナタリーでは今回、MY FIRST STORYとゲーム「LET IT DIE」のサウンドディレクター・山岡晃氏との座談会を企画。公式ソングの制作を軸にしながら、ゲームと音楽との関係、山岡氏から見たMY FIRST STORYの魅力などについて語ってもらった。

取材・文 / 森朋之
撮影 / 上山陽介

MY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」
2017年7月19日発売 / INTACT RECORDS
MY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」初回限定盤

初回限定盤 [CD]
1944円 / INRC-0021

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MY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」通常盤

通常盤 [CD]
1728円 / INRC-0022

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MY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」Amazon限定 オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-盤

Amazon限定 オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-盤 [CD+グッズ]
2160円 / INRC-0024

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初回限定盤収録曲
  1. LET IT DIE
  2. REVIVER
  3. この世界で一番の幸せ者にはする事など出来ないかもしれないけど…
  4. The Storyteller
  5. 「花」-0714- feat.UK (from MOROHA)
  6. Smash Out!! 武道館LIVE Ver.
通常盤収録曲
  1. LET IT DIE
  2. REVIVER
  3. この世界で一番の幸せ者にはする事など出来ないかもしれないけど…
  4. The Storyteller
  5. Smash Out!! 武道館LIVE Ver.
Amazon限定 オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-盤収録曲
  1. LET IT DIE
  2. REVIVER
  3. この世界で一番の幸せ者にはする事など出来ないかもしれないけど…
  4. The Storyteller
  5. Smash Out!! 武道館LIVE Ver.
  6. REVIVER オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団- オリジナルver.

力を貸すのではなく一緒に作り上げていく

──まずはゲーム「LET IT DIE」の公式ソングをMY FIRST STORYが担当することになった経緯を教えてもらえますか?

山岡晃 ビデオゲームの音楽制作をずっとやっている中で、僕に「ゲーム音楽を変えたい」という思いがあったんですね。ゲーム音楽の制作にはシステムのようなものがあって、ゲーム音楽の作家さんに発注するのが一般的なんです。だからアーティストさん、バンドの皆さんとは意外と距離があって、一緒にやれたとしても主題歌、CM楽曲くらいだったんですよね。「LET IT DIE」ではもっとバンドと近い距離で音楽を作っていきたと思い、MY FIRST STORYの皆さんに声をかけさせていただきました。

MY FIRST STORYと山岡晃。

MY FIRST STORYと山岡晃。

Hiro(Vo) オファーをもらったときはすごくうれしかったですね。“ゲームに対して力を貸す”ではなくて、「LET IT DIE」というプロジェクトを一緒に作り上げていくというお話だったので、本当に光栄だなと。同時にプレッシャーもありましたけどね。絶対に妥協はできないし、中途半端な曲をお渡しするわけにはいかないので、いつも以上に気合いを入れて制作しました。一緒にクリエイトするという思いがあったからこそ、僕たちもフルコンタクトできたんだと思うし、バンドの底上げにもつながったんじゃないかな。

Nob(B) 「LET IT DIE」の曲の原型は以前からあって、ある程度形になった段階で今回のお話をいただいたんです。そこからさらにブラッシュアップして。これだけ大きなプロジェクトに参加できるというのもあって、すごく時間もかけたし、1曲に注いだ力はこれまでの曲で一番大きかったと思います。

Kid'z(Dr) すごくダークなサウンドだし、「LET IT DIE」の世界観にも合ってると思いますね。

Kid'z(Dr)

Kid'z(Dr)

Teru(G) 僕はもともとゲームが好きなので、「LET IT DIE」という世界的なタイトルに参加できることがめちゃくちゃうれしくて。ゲームのプレイヤーの大半は僕らのことを知らないと思いますが、このゲームをきっかけにして少しでも興味を持ってもらえたらいいですね。

ゲームサイドからの注文は一切なしの曲制作

Hiro 山岡さんとはデモの段階からやりとしていたんですが、一発で気に入ってもらえたんですよ。

山岡 こちらから「こういう感じの曲でお願いします」と言うのは違うだろうなと思っていたんです。“マイファスサウンド”というものが確立されているし、「絶対にカッコいいものを作ってくれはずだ」という信頼もあったので。実際、デモ音楽を聴かせてもらったときに「やっぱり間違いなかったな」と思いましたからね。この曲だったら、ゲームで遊ぶときの感覚も変わってくるだろうなと。

──歌詞に関しても何も注文していないんですか?

山岡 はい。こちらからは何も言ってないです。

Hiro すごいですよね(笑)。歌詞については、いつも通り「今までやってないことをやる」ということだけを意識して書きました。自分たちのキャパシティの中で、ギリギリのところまで攻めるというのがこのバンドのやり方なので。歌詞の世界観も基本的には好きなように作らせてもらったんですけど、ゲームのキャラクターの名前を使わせてもらってるんですよ。「LET IT DIE」を知らない人が聴いたら「“JACKALS”ってなんだろう?」と思うだろうし、逆にゲームをやっている人は……。

Teru 「お、キャラの名前を入れてきたな」って思うよね。

Hiro そう。だからまったく関連性がないわけでもないし、寄り添いすぎてもいないって言う感じなんですよ。正直に言うと、歌詞については何かオーダーがあるかなって思ってたんですけどね。でも「特にないです」と言われて(笑)。そうやって信頼してもらえたのは本当にうれしかったですね。今まで僕たちが作り上げてきた音楽をもとに、自由にやればいいんだなって。

Hiro(Vo)

Hiro(Vo)

山岡 もちろんゲームの世界観もあるんだけど、それに合わせてもらうだけでは今までのゲーム音楽と変わらないですからね。

ゲーム機で音楽を聴いてもらうということ

山岡 もう1つ考えていたのは、「ゲーム機で音楽を聴いてもらう」ということなんです。CD、YouTube、サブスクリプション型のサービスなど、音楽の聴き方はいろいろありますが、PlayStation4で音楽を聴くという選択肢があってもいいんじゃないかなと。「LET IT DIE」はすでに300万ダウンロードを記録していて、世界中でプレイされている。プレイヤーたちがマイファスの楽曲を聴くことで、「この曲は日本のロックバンドの曲なのか」と知ってもらうことにつながるんじゃないかなと。ゲーム内のラジオを通じて、何度もプレイヤーの耳に届きますからね。

Hiro そうやって存在を知ってもらえること自体がうれしいんですよ。楽曲をどう解釈するかはもちろんリスナー次第ですけど、どんなにカッコいいバンドであっても、まずは知ってもらわないと何も始まらないですから。

Nob そうだね。僕自身もゲームでThe Offspringを知って、すごく好きになったことがあって。オンラインのゲームで世界中の人に知ってもらえるのはすごいことだと思います。しかもゲームの「LET IT DIE」には日本のアーティストが100組以上参加しているんですよね。

──今、お話にもありましたが、今回はMY FIRST STORY以外にも、日本のアーティスト100組以上が「LET IT DIE」というタイトルの楽曲をゲームに提供しているんですよね。この企画も前代未聞で。

山岡 そうだと思います。僕自身はマイファスをきっかけにして日本のシーンにアンテナを向けるようになったんですが、いろいろチェックしてみると「いいな」と思えるバンドやアーティストがたくさんいて。もっともっと海外に向けて発信するべきだと思っていたし、自分にできることはないだろうかとずっと考えていたんです。そこで「『LET IT DIE』というタイトルの曲を100組のアーティストに制作してもらう」という企画を考えて、毎日毎日、いろんなアーティストにお願いして。もちろん断られることもありましたが、絶対に100組以上のアーティストに参加してほしかったんですよね。

山岡晃

山岡晃

Hiro すごい。本当に音楽が好きなんですね。

山岡 カッコいいアーティストが多いですからね、本当に。海外のコンベンションなどに参加しているアーティストを見ると「もっといいバンドがたくさんいるのに」って思ってしまうんですよ。今はCDの売り上げなども落ちていますが、「ゲームというメディアを使って、なんとか力になりたい」という気持ちもありますね。

Hiro 海外に広げようとしても、現実的にはTwitterとかInstagramくらいしか手段がないですからね。ゲームと一緒に海外展開できるようになれば、日本の音楽シーンにとってすごく意味があると思います。

※「PlayStation」および「PS4」は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。