MIYAVI「SAMURAI SESSIONS vol.2」PR

MIYAVI × SKY-HI

MIYAVI × SKY-HI

2人のサムライが語り合う、海外での戦い方

MIYAVIが11月8日に、“対戦型”のコラボレーションアルバム「SAMURAI SESSIONS Vol.2」をリリースした。ここでは先日公開したMIYAVIの単独インタビューに続き、SKY-HIとの対談をお届けする。今回のアルバムにおいて「Gemstone / MIYAVI vs SKY-HI」をコラボレーションした2人が、その制作エピソードから海外での活動から感じる日本のシーンとの相違点やさまざまな思い、そして今後のビジョンまでを大いに語り合った興味深い対談を楽しんでほしい。

取材・文 / 内田正樹
撮影 / 須田卓馬

MIYAVI「SAMURAI SESSIONS vol.2」
2017年11月8日発売 / Virgin Music
MIYAVI「SAMURAI SESSIONS vol.2」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
5400円 / TYCT-69120

Amazon.co.jp

MIYAVI「SAMURAI SESSIONS vol.2」通常盤

通常盤 [CD]
3240円 / TYCT-60108

Amazon.co.jp

iTunes

CD収録曲
  1. Dancing With My Fingers / MIYAVI vs 三浦大知
  2. Gemstone / MIYAVI vs SKY-HI
  3. Fight Club / MIYAVI vs EXILE SHOKICHI
  4. Banzai Song / MIYAVI vs VERBAL(m-flo、PKCZ)
  5. Bumps In The Night / MIYAVI vs Masato(coldrain)
  6. No Thanks Ya / MIYAVI vs ちゃんみな
  7. Flashback / MIYAVI vs KenKen(LIFE IS GROOVE、RIZE、Dragon Ash)
  8. All My Life / MIYAVI vs HYDE
  9. Forget You / MIYAVI vs シェネル
  10. Slap It / MIYAVI vs 雅-MIYAVI-
初回限定盤DVD収録内容
  • 「Dancing With My Fingers」MIYAVI vs 三浦大知 Music Video
  • 「MIYAVI 15th Anniversary Live"NEO TOKYO 15"」ライブ映像5曲
  • 「MIYAVI 15th Anniversary Live"NEO TOKYO 15"」ドキュメント映像

SKYくんは音で会話すると気持ちがいい

──SKY-HIさんは上海、台湾、香港を巡る初のアジア3都市ツアーから帰ってきたばかりということですが(対談は10月下旬に実施)。

SKY-HI はい。今回のコラボ曲「Gemstone」ももうやってきました。

MIYAVI マジで? 早すぎやろ(笑)。どうだった?

SKY-HI 盛り上がりましたよ。サビでみんな跳んでました。毎回、最初のフックが終わったあとに「MIYAVI!」って叫んでます。そこにMIYAVIさんはいないけど(笑)。

MIYAVI うれしいね。そう言えばロサンゼルスでSKYくんのライブのチラシを見つけたよ。

SKY-HI 11月にやるライブのフライヤーですね。ロスのほかにもニューヨーク、パリ、ロンドンでやります。

MIYAVI すごいじゃん。がんばってるね。

SKY-HI また「Gemstone」もやる予定なので(笑)。

左からMIYAVI、SKY-HI。

左からMIYAVI、SKY-HI。

──そもそもお二人はラジオ番組で出会ったんですよね。

SKY-HI 2010年に僕の番組にゲストで出ていただいて。もとから英語がしゃべれたわけじゃなく、すべて自分で一から培っていって、そこから南米のフェスに呼ばれるまでに至った話をしていただきました。当時の曲のバイブスもご自分のバックボーンそのままで、すげえカッコいいなあと思いました。

MIYAVI なんか恥ずかしいな(笑)。SKYくんと同世代の三浦大知くんもそうだけど、SKYくんも常に何かしら模索して、つかもうとしている。そういう人は顔を見ればわかるし、音で会話すると気持ちがいい。今回の「SAMURAI SESSIONS vol.2」は「vol.1」よりもよりシンガーやラッパーをメインにフィーチャーしたかったので、ぜひ参加してほしいと思い、オファーさせてもらいました。

SKY-HI ありがとうございます。俺は「やっと来た!」という感じでした。「いつか」とは思っていたし、そのうち機会は来るだろうという予感だけはあったんですけど。でもひさしぶりに会ったら、より優しくて、人間的に大きくなられたように感じました。例えば「Gemstone」の「地平線飲み込む母なるガイアの端から大志抱いて羽ばたいた」って歌詞も、すごくMIYAVIさんっぽいなあって思ったし。

焦燥感を抱えた若い子たちに響くような歌に

──今回の「Gemstone」はどういうプロセスで形にしていったのですか?

MIYAVI こちらで作ったデモトラックをSKYくんに送って、歌を入れて戻してもらって、それをもとにSKYくんとレニー(・スコルニック)と3人でスタジオに入って、ブラッシュアップさせました。最初は“Like an arrow”みたいなイメージから入ったんだよね。何かSKYくんってストイックでしなやかだし、常に目標を見据えている感じから、勝手に弓使いのようなイメージを持っていたので。確か「Gemstone」というタイトルはスタジオで生まれたんだよね?

SKY-HI そうでしたね。「If you got the fame you better give it away」というヴァースのあとに、もうひと盛り上がりする展開があったらいいねといった話の流れから、MIYAVIさんが「フォーエバーヤングな雰囲気でいけたら」とおっしゃって。ちょうど歌詞にも「ダイヤモンド」があったので、そこから原石(=Gemstone)にたどり着いて。

MIYAVI 例えば今回のアルバムのゲストだと、ちゃんみなにはあの世代の女の子にしかわからない痛みがある。それは俺たちにはわからないし、仮に歌っても響かない。 やっぱり彼女にもSHOKICHIくんにも大知くんにもその人にしか歌えない歌があって、俺が常に表現者であり挑戦者だと思っているSKYくんにも、同じようにSKYくんじゃなきゃ歌えない歌があると感じて。だから自分の魅力にまだ気付いていない、焦燥感を抱えた若い子たちに響くような歌にしたかった。SKYくんだったらそれを絶対言葉にできると思いました。

MIYAVI

MIYAVI

SKY-HI 俺もMIYAVIさんとやらせてもらえるならそういうテーマがいいと思っていました。でも正直に言うと最初は緊張したし、少し迷いましたね。やっぱりラッパーとしては「STRONG / MIYAVI vs KREVA」のインパクトが強かったので、最初は違う形で自分のスキルを誇示するようなラップをしようかなあとも思いました。でも一緒にスタジオに入ったら、そういう邪念を自然と捨てることができた。曲として一番いい方向を追求しようという意識に向かえたのは正解だったと思います。

MIYAVI SKYくんは言葉選びも韻の踏み方もカッコいいんだけど、何より言葉を紡ぐスピードが超速い。だからヴァースでSKYくんのラップのメロディにアドリブでギターを乗せてみたり、たくさんのキャッチボールを交わすことで新しいアイデアがどんどん湧き出てきて、すごくカッコいい曲になった。ブリッジの部分はSKYくんがデモに入れたやつをそのまま使ったんだよね。

SKY-HI そうそう。確か「家で録ったテイクを送ってくれ」と言われて。

MIYAVI 自分のギターでも、最初に降りてきたピュアなテイクが一番いいときが多々あります。あとから同じように楽譜をなぞっても、“そのフレーズを知ってしまっている”という経験が邪魔になるときがある。一番搾りのビールみたいにとにかく一番うまいところを使うことが大事だと思います。