KING「NEVER END,CRY」PR

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41歳のRYOが20年間歌い続ける理由

1990年代から関西、関東のヴィジュアル系シーンで活動し、現在はソロプロジェクト“KING”としてライブを中心とした活動を続けているRYOが、ニューシングル「NEVER END,CRY」をリリースする。表題曲は彼のルーツである1980年代のジャパニーズロックのテイストを取り入れたハード&メロウなナンバー。「永遠に叫び続ける」という思いを込めた歌詞には、20年間にわたって歌い続けてきた彼の姿勢が反映されているようだ。

バンドの解散、メンバーの脱退などを何度も繰り返しながら、音楽をあきらめなかったRYO。ニューシングルについてはもちろん、20年のキャリアと41歳になっても歌い続ける現在の心境も語ってもらった。

取材・文 / 森朋之
撮影 / 上山陽介

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KING「NEVER END,CRY」
2016年5月24日発売 / FREEBIRD RECORD
KING「NEVER END,CRY」

[CD]
1620円 / QAFJ-10001

Amazon.co.jp

収録曲
  1. NEVER END,CRY
  2. FIRE BIRD
  3. beautiful world symphony

LAIDの解散、KINGのメンバー脱退を経てソロへ

──ニューシングル「NEVER END,CRY」のことはもちろんRYOさんのこれまでの経歴についてもお聞きしたいと思います。キャリアのスタートは、1990年代の関西ヴィジュアルシーンで活動していたバンド・LAIDですよね?

そうですね。もともとはLUNA SEAなどに憧れてバンドを始めたんです。しばらく大阪で活動して、1998年に東京に来て。先輩にSEX MACHINEGUNSさん、Janne Da Arcさんなどがいます。当時はテレビ番組でヴィジュアル系のバンドを取り上げられることが多くて、バンドバブルと言うか、周りのバンドがどんどんメジャーデビューしていたんですよね。

──La'cryma Christi、FANATIC◇CRISISなどがデビューした頃ですね。

ただ、僕らはその流れに乗れなかったんです。それでもライブは続けていて、SHIBUYA-AXで1000人くらいお客さんを集めたこともあったんですけど、結局メジャーからは声がかからず。そのまま6、7年活動していたんですが、いろいろあってLAIDは解散して。そのあとKINGというバンドを結成して、10年くらい続けてたんですよ。でも、メンバーが1人減り、2人減り、ついに1人になってしまって。それ以降は「KING」という名前を残したまま、サポートミュージシャンに協力してもらいながら、ソロプロジェクトとして活動しています。大阪から上京して20年、ひたすら歌い続けてるってことですね。

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やっとすべてがつながった

──バンドのボーカリストとして活動してきたRYOさんがソロになろうと思ったのは、どうしてなんですか?

メンバーが1人抜けて、5人から4人になったあとの2年間は、ひたすらバンドを守ろうとしてたんです。それまでKINGは攻め続けたバンドだったんですが、その時期はとにかく形を壊さないようにしていたし、メンバーにもすごく気を遣っていて。でも、それがストレスになって「もう一度、自分本位で音楽をやりたい」と思うようになったんですよね。

──なるほど。

今のサポートメンバーも素晴らしいし、ソロになった当初は「やっぱりバンドにしたい」という気持ちもあったんです。ただ、それよりも「永遠に歌い続けたい」「ずっとこの人たちと一緒にやりたい」という思いのほうが強かったんですよね。形があるものはいつか壊れるし……実際、いくつも壊してきてますからね。できるだけ長く続けるためにはソロを選んだほうがいいなと。まあ今一緒にやってくれている人たちは“ただサポートに回ってる”だけの人たちではないんですけどね。責任感の強い荒くれ者というか、点取り屋タイプばかりなので(笑)。

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──主張が強いメンバーがそろっている、と。主なサポートメンバーはどんな方々なんですか?

先ほどお話しした、1990年代の同じ時期に活動していたバンドの仲間が多いですね。長崎のJURASSICというバンドでドラムをやっていたSHINGO、wyseのギタリスト・MORI、CLOSEのギタリストとして活動していたKENJI(後にLAIDに加入)、そしてLAIDから共に歩んできたベーシストJunichiroですね。あの頃のライバルたちとライブをやってる感覚なんですよ。当時は仲よく対バンしてるフリしながらバチバチだったんですけど(笑)、今そういう仲間とステージに立ってるのがすごく楽しくて。一丸となって前に進んでいるところもあるし、メンバー同士でやり合ってる感じもあって、それが今のKINGの破壊力につながってると思いますね。

──最近はGLAYのサポート、hide with Spread Beaverのメンバーとしても知られるDIE(key / KISS THE WoRLD、Ra:IN)さんも参加されているとか。

そうなんですよ。hideさんの音楽はもちろん聴いてましたし、上京した頃に「ああいう雰囲気のバンドになれたらいいね」という話をしていて。メンバー全員が目立っていて、ガチャガチャした感じでやりたかったんですよね。20年経って、それがようやく実現しつつあるのかもしれないです。サポートメンバーもすごく真剣に関わってくれてますからね。ソロになったばかりの頃、SHINGOに「3年経ったときに何かが見えてないと、その先には進めないよ」と言われてたんですけど、今がちょうど3年目なんです。このタイミングでいろいろな縁が重なって、プロデューサーやレコードメーカーの方と知り合って。今までずっとライブを中心にした活動をしていたんですけど、すべてがつながった気がしてますね。

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──ライブ本数もかなり多そうですね。

年間120から130本くらいですね。ずっとライブに特化した活動を続けていたから、曲作りに関しても、“いい曲”よりも“ライブで盛り上がる曲”が先行していて。それもメジャーに引っかからなかった理由かもしれないですね(笑)。