GLAY「BELOVED Anthology」PR

GLAY「BELOVED Anthology」特集

GLAY「BELOVED Anthology」特集

喜矢武豊(ゴールデンボンバー)が語る
GLAY愛と名盤の魅力

GLAYが2011年に始動させた過去作品の“Anthology”シリーズの第5弾となる「BELOVED Anthology」がリリースされた。

1996年リリースの「BELOVED」はGLAYにとって初めてのミリオンヒットを記録したアルバムで、今も多くのファンに愛されている作品の1つ。今回、音楽ナタリーでは、GLAYメンバーと公私共に交流のあるゴールデンボンバーの喜矢武豊にGLAYへの思いと「BELOVED」の魅力を語ってもらう企画を提案。熱い思いを語り尽くしてもらった。また特集の最後にはTAKURO(G)のコメントも掲載している。

取材・文 / 中野明子
撮影 / 須田卓馬

GLAY「BELOVED Anthology」
2017年9月20日発売 / LSG
GLAY「BELOVED Anthology」

[2CD+1DVD]
6999円 / LSGC-0003

Amazon.co.jp

DISC 1
  1. GROOVY TOUR
  2. Lovers change fighters,cool
  3. BELOVED
  4. SHUTTER SPEEDSのテーマ
  5. Fairy Story
  6. カナリヤ
  7. HIT THE WORLD CHART!
  8. a Boy~ずっと忘れない~
  9. 春を愛する人
  10. カーテンコール
  11. 都忘れ
  12. RHAPSODY
  13. neuromancer
  14. 口唇
DISC 2
  1. GROOVY TOUR Demo
  2. Lovers change fighters,cool Demo
  3. BELOVED Demo
  4. SHUTTER SPEEDSのテーマ Demo
  5. Fairy Story Demo
  6. カナリヤ Demo
  7. HIT THE WORLD CHART! Demo
  8. a Boy~ずっと忘れない~ Demo
  9. 春を愛する人 Demo
  10. カーテンコール Demo
  11. 都忘れ Demo
  12. RHAPSODY Demo
  13. neuromancer Demo
  14. 口唇 Demo ver.1
  15. 口唇 Demo ver.2
DVD収録内容
  • "Document of BELOVED Days"

「BELOVED」をきっかけに始まった音楽人生

──今回はGLAYの「BELOVED Anthology」がリリースされたことを記念して、喜矢武さんに「BELOVED」およびGLAYの魅力を語っていただくという企画になります。

あのう……僕、エアーバンドの“Gita-”なんで音楽的な話がまったくできないんですけど、人選的にいいんですか? 鬼龍院のほうがちゃんとお話しできますよ!

──いやいや! いちリスナーとしての視点でお話をぜひお伺いできれば。喜矢武さんがGLAYの音楽に出会ったきっかけはなんだったんですか?

中学2年くらいだったかな? それまで僕、音楽にあんまり興味がなかったんです。あるとき同級生の家に行ったら、そいつがベースを弾いてて。弾いてた曲が「BELOVED」だったんですよ。「この曲、めっちゃカッコいいな。楽器が弾けるってカッコいいな」って思ってベースを買いました。

──友達がベースで「BELOVED」を弾いているのを見て、楽器を始めたと。

はい。親に頼んで4万円くらいのベースを買ってもらいましたね。で、なんの曲を練習しようかなと思ったときに「BELOVED」を弾こう!ってなって。あと、弾くなら音源も欲しくなって「REVIEW-BEST OF GLAY」(1997年リリース)を買ったんです。

喜矢武豊

喜矢武豊

──「BELOVED」が入っているベスト盤ですね。

はい。それでベースを弾くために、「REVIEW-BEST OF GLAY」のスコアブックも同時期に買って、ひたすら1人でベースの練習してました。だから、僕がGLAYさんに出会ったきっかけは「BELOVED」なんです。一方で「BELOVED」にまつわる苦い思い出もありまして。

──どういうものですか?

テレビの生放送で、GLAYさんに出会った曲の話をする機会があったんですよ。そのときに「GLAYさんの『BELOVED』」って言おうと思ったのに、なぜか「GLAYの『BELOVEDさん』」って言っちゃって……。

──Twitterを騒がせた一件ですね。

結局、GLAYさんと出会った曲の話をまったく話せず出番を終えるという。Twitterでバズってるのを見たTERUさんが、すぐ「テレビで何を言ったんだ?」ってLINEを送ってきて。生放送で失礼極まりないし、恥ずかしいし……。

──はははは(笑)。最初はベーシストだった喜矢武さんが、ギターに転向した理由はなんだったんですか?

「BELOVED」に出会ったことをきっかけに、しばらくベースでGLAYさんの曲を弾いてたんですけど、近所のスタジオが閉鎖するとかで処分するギターをもらう機会があって。じゃあ今度は「BELOVED」をギターでも弾いてみようと。実際に弾いてみたら、ベースを弾いていたときよりも面白かったんです。「BELOVED」ってアコギから始まって、ドラマチックなギターソロもあって……ギター1本でいろんな表現ができる曲なんですよね。そこに面白さを感じて、ギタリストに転向しました。スコアブックでTAKUROさんのパートを弾き終えたら、今度はHISASHIさんのパートを弾いて……そんな中学時代でした。

今聴いても古臭くないし、色あせていない

──ちなみに喜矢武さんは、「BELOVED」をリアルタイムで聴いていた世代ではないですよね?

ええ。もちろんGLAYさんの存在は知ってはいましたけど、ギターを練習し始めてからさかのぼる形でハマりました。アルバムの「BELOVED」のほうは、GLAYさん好きの友達に借りたんですよ。それでカセットテープかMDに音源を落として、めちゃくちゃ聴き込みました。「BELOVED」はタイトル曲はもちろん、アルバム自体も本当に好きな作品なんです。GLAYさんのアルバムで一番好きな作品と言っても過言ではないくらい。だから今回、インタビューのお話をいただいて改めて聴き直したんですけど、1曲目の「GROOVY TOUR」のイントロが耳に入ってきた瞬間に、中学時代の思い出とか、見ていた情景とかがバーッと浮かんできたんですよ。それで泣きそうになっちゃった。聴いているときに懐かしい気持ちにもなりました。いや、懐かしいというのは失礼なのかな?

喜矢武豊

喜矢武豊

──アルバム「BELOVED」がリリースされたのは21年前ですから、懐かしい気持ちになる人も多いと思います。

そうか、20年以上前なのか……それを考えるとすごいですよね。だって「BELOVED」に入ってる曲って、今もGLAYさんのライブのセットリストに定番曲として組み込まれてるんですから。「SHUTTER SPEEDSのテーマ」とか「春を愛する人」とか。長年愛される曲がたくさんあるGLAYさん……やっぱり化け物だな。

──ちなみに表題曲以外に喜矢武さんが思い入れのある曲は?

「Lovers change fighters,cool」ですかね。昔ライブの打ち上げでカラオケに行ったときに、鬼龍院と一緒に歌った記憶があります。鬼龍院もこの曲がすごい好きで、彼は歌詞に書かれている男女の恋愛観に共感してました。鬼龍院と恋愛トークをすると、だいたい「Lovers change fighters,cool」の歌詞の話になってましたね。「初めに好きと言ったほうが負けなんて 幾千年の 男女の法則なの」なんて的を射ているし、僕も「恋愛ってそうだよなあ」って思いましたね。「告白されたほうが優位に立っちゃうよなあ」って曲を聴きながら思ったり。

──「BELOVED」の収録曲で恋愛観も学んだと。

はい。あと「カーテンコール」もめちゃくちゃ好きな曲です。初めて聴いた直後に、この曲の弾き語りのスコアをもらってすごい練習した記憶があります。この曲、ギターで弾き語るとすごくいいんですよ。しっとりしていて。たぶん今は弾けませんけど(笑)。「カーテンコール」って「BELOVED」以前のGLAYさんにはなかったタイプのナチュラルな曲だとも思うんです。ほかの曲はいろんな音が入ってる中、「カーテンコール」はピアノとTERUさんの歌がメインになっていて。20年以上前の作品となると、若い子たちはこの曲を知らなかったりするんですよね。だから、Anthology盤が出るって聞いたとき、うれしくなっちゃったんです。俺が好きなアルバムを、若い人が聴くきっかけになるんだなって。

喜矢武豊

喜矢武豊

──1曲1曲に思い出があると思うんですけど、喜矢武さんが考えるアルバム「BELOVED」の魅力ってどんなところですか?

今聴いてもただただカッコいい。昔の曲を聴いても古臭くないし、色あせていない。一方で、聴くたびに青春がよみがえるんです。さっきもお話ししたみたいに、「GROOVY TOUR」のイントロを聴いた瞬間に「キター!」ってなるみたいな。単純にファンなんで「カッコいい!」。僕にはそれしか言えません!