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DREAMS COME TRUE

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三浦大知が語る「ドリクエ」の魅力

常にジャンルの垣根を超えたサウンドを展開しながらも、時代に残る名曲を発表し続けているDREAMS COME TRUE。このたび完成させた3年ぶりのオリジナルアルバム「THE DREAM QUEST」は、彼らのとどまることを知らない音楽探究心が閉じ込められた1枚に仕上がった。そんなアルバムの魅力を、先日ドリカムからの提供曲「普通の今夜のことを ─ let tonight be forever remembered ─」を発表した三浦大知が語る。

取材・文 / 松永尚久
撮影 / 西槇太一

DREAMS COME TRUE「THE DREAM QUEST」
2017年10月10日発売 / UNIVERSAL SIGMA
DREAMS COME TRUE「THE DREAM QUEST」CD

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DREAMS COME TRUE「THE DREAM QUEST」
収録曲
  1. THE THEME OF THE DREAM QUEST
  2. KNOCKKNOCK! - TDQ VERSION -
  3. 世界中からサヨウナラ
  4. 秘密
  5. あなたが笑えば - DCT VERSION -
  6. その日は必ず来る - TDQ VERSION - 
  7. あなたと同じ空の下 - TDQ VERSION -
  8. 九州をどこまでも - TDQ VERSION -
  9. 堕ちちゃえ
  10. 普通の今夜のことを ─ let tonight be forever remembered ─
  11. 愛しのライリー - TDQ VERSION -
  12. あなたのように
  13. THE DREAM QUEST - OVERTURE - 
  14. 九州をどこまでも - SINGLE VERSION -
  15. 愛しのライリー - SINGLE VERSION -
  16. KNOCKKNOCK! - SINGLE VERSION -
  17. あなたと同じ空の下 - SINGLE VERSION -
  18. その日は必ず来る - SINGLE VERSION -
三浦大知「普通の今夜のことを ─ let tonight be forever remembered ─」
配信中
三浦大知「普通の今夜のことを ─ let tonight be forever remembered ─」

ドリカムは唯一無二の存在

──三浦さんがDREAMS COME TRUEの音楽を聴くようになったのは、いつ頃からですか?

物心が付く前から、日常的にドリカムさんの音が身の回りで流れていたという印象ですね。特に家では母親が好きだったので、よく聴いていました。きっと僕らの世代にはそういう人が多いのではないかなと思います。生活の中にずっとある音楽と言えるのではないでしょうか。

三浦大知

三浦大知

──三浦さんは、いろんな音楽を聴かれていると思いますが、ドリカムの楽曲のどんなところがお好きですか?

幸福感をまとった、ファンクやソウルの要素を取り入れた自然と踊りたくなってしまうようなサウンドはドリカムさん独特のものだなって思います。また純粋に“いい音楽”をずっと作り続けているイメージが強いですね。

──ドリカムの音楽やパフォーマンスに影響を受けて、ミュージシャンを志した部分はありますか?

もちろん刺激は受けましたけど、ドリカムさんは唯一無二の存在だと思うので、お二人を真似て何かをしようと思ったことはないですね。ただ僕が好きなディスコやファンク音楽にお二人も影響を受けて楽曲を発表しているんだろうなと感じるところや、歌とダンスを交えたエンタテインメント要素のあるパフォーマンスは、自分の表現とリンクする部分があるのかもしれないです。

カバーではリスペクトを込めつつ自分らしさを表現

──ドリカムで思い出の1曲はありますか?

「未来予想図II」ですね。2015年発表のトリビュートアルバム「私とドリカム -DREAMS COME TRUE 25th ANNIVERSARY BEST COVERS-」でカバーさせていただいた楽曲でもあるんですけど、普段あまりカラオケに行かない母親が歌うことがあって、それが印象に残っているんですよね。

──三浦さんもカラオケでドリカムの曲を歌われるんですか?

はい。ドリカムさんの楽曲は展開が多いし、メロディやコードも一筋縄ではいかない複雑さがあるにも関わらず、誰でも口ずさめるし、かつ色褪せないものがあって「この絶妙なバランス感覚って、どういうふうに作られているんだろう?」って歌いながら思っています。

三浦大知

三浦大知

──三浦さんは「未来予想図II」以外にも、今年7月にリリースされたアルバム「ドリウタ」においても「決戦は金曜日」をカバーしました。どちらもドリカムのファンならずとも知っている人が多い名曲ですが、名曲をカバーするにあたって気を付けたことはありますか?

名曲にはすでにリスナーの方々それぞれの思い出が重なっているので、そういう方々への期待に応えると言うか、思い出を崩さないようなカバーにしなくてはいけないという高いハードルがありました。その反面どんな要素を乗せてもオリジナル自体に魅力があるから、あとで何を加えようがそれが失われることはないという“懐の深さ”もあるので、楽曲にリスペクトを込めつつも、自分らしさを表現しようと心がけて歌いました。

──そのカバーを2曲ともドリカムのお二人が気に入り、三浦さんは今年夏に開催された「The best covers of DREAMS COME TRUE ドリウタフェス 2017 in 大阪舞洲」に出演されましたね。

とてもうれしい経験でしたね。以前僕が「未来予想図II」をカバーしている様子を、中村正人さんがステージの袖でご覧になられていたことがありまして、そのときは試験を受けているような緊張感があったんですけど(笑)。先日のライブは歌って踊れる自分の表現方法とリンクした「決戦は金曜日」をパフォーマンスさせていただけるということもあってか、より楽しめたような気がします。それをメンバーのお二人も気に入ってくださったようでよかったですね。

ドリカムが引き出した三浦大知の新たな一面

──この一連の共演が実を結び、9月にはドリカムのお二人の書き下ろしによる楽曲「普通の今夜のことを ─ let tonight be forever remembered ─」を配信リリースしましたね(参照:「夢が叶いました」三浦大知、新曲はDREAMS COME TRUEが手がけた“最高の楽曲” )。ドリカムのお二人が楽曲提供するのはかなり珍しいケースだと思います。それだけ三浦さんの実力を評価されているということではないでしょうか。

このお話をいただいたときは「僕でいいのかな?」という恐縮とありがたい気持ちでいっぱいでした。そして吉田美和さんのボーカルが入ったデモをいただいたんですけど、いちファンとして「誰よりも早くドリカムさんの曲を聴かせていただいているんだ!」と感動しました(笑)。

──楽曲は三浦さん、ドリカム、どちらのこれまでのイメージとも少し異なる、センセーショナルな表現もあるような気がしました。このコラボレーションだからこそ生み出せた、化学反応が起こっているような気がしましたが。

ありがとうございます。確かにこれまでの楽曲では使用したことのない歌詞表現もあったりしますね。でもこのメロディにはこの言葉しか当てはまらないような説得力がありました。だから違和感なく歌うことができましたね。やはりお二人の才能はすごいと思いました。

──ボーカリストとして、この曲に対してどう取り組もうと思いましたか?

この楽曲はお二人が僕をイメージして作ってくださったものなので、楽曲の世界に純粋に深く潜り込んで、その中でどう自分らしさを表現するのか?を追求しました。ドリカムさんのファンの皆さんはもちろん、僕の音楽を聴いてくださる人にどう思われたいかということを一切気にせずに、お二人が思い描いてくれた三浦大知の新たな一面をどう伝えていくのかということだけに集中しましたね。

──歌うにあたって、ドリカムのお二人からのアドバイスはあったんですか?

いただいたのはデモだけで、楽曲の説明みたいなものは一切なかったです。「大知くんの好きなように仕上げてもらっていいよ」的な感じでした。自由さを与えていただいた喜びがあった反面、そのあとすぐにドリカムさんのアルバム「THE DREAM QUEST」でセルフカバーされるという話を伺っていたので、緊張もありました。だって僕の楽曲発表直後に大正解が発表される訳じゃないですか。「この解釈であっていたのか?」「三浦大知に楽曲を提供してよかったのか?」という判断を皆さんにされてしまうので(笑)。

三浦大知

三浦大知

──三浦さんが歌った楽曲に対するドリカムのお二人の反応はいかがでしたか?

レコーディングの経過報告は一切しないで完成したものを聴いていただいたんですけど、中村さんはブログで楽しんでいただけた様子の反響を投稿してくださったんです(参照:DREAMS COME TRUE 中村正人 公式ブログ - さらに飛躍する大知くん!)。自分の解釈を温かく受け入れてくださったのかなという気がしていますね。

──逆にドリカムバージョンを聴いていかがでしたか?

僕が作ったバージョン同様に、1970年代のソウルクラシックから影響を受けて、今っぽさにつながっている現代の音楽の流れを表現されているのかなって。自分の解釈は間違っていなかったんだと思いました(笑)。