Aldious「Unlimited Diffusion」PR

Aldious

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メタルにとらわれない“嬢メタル”シーンの立役者

日本における“嬢メタル”シーンの立役者とも言えるAldiousが、約1年半ぶりとなるニューアルバム「Unlimited Diffusion」をリリースした。

様式美を感じさせるメタルサウンドを軸としつつも、ジャンルにとらわれることなく、メロディアスかつポップな要素を取り入れた独自の音楽性で幅広い層に支持される彼女たち。その柔軟なクリエイティビティは、メンバー全員がソングライティングを手がけた本作においてさらなる進化を遂げ、よりカラフルで、よりバラエティに富んだ世界を展開することに成功している。

音楽ナタリーでは6月で結成10年目に突入する彼女たちにインタビューを実施。新作の話はもちろん、幾度ものメンバーチェンジを経て現編成へと至ったバンドの変遷や、そこで育んできた音楽性などについてじっくりと話を聞いた。

取材・文 / もりひでゆき
撮影 / 入江達也

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Aldious「Unlimited Diffusion」
2017年5月10日発売 / Radiant A
Aldious<「Unlimited Diffusion」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
3758円 / ALDI-013

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Aldious<「Unlimited Diffusion」通常盤

通常盤 [CD]
2138円 / ALDI-012

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CD収録曲
  1. Utopia
  2. Lose Control
  3. Without You
  4. ジレンマ
  5. 梅華
  6. alright
  7. マリーゴールド
  8. ノスタルジック
  9. Reincarnation
  10. Go away
  11. IN THIS WORLD
  12. fragile
初回限定盤DVD収録内容
  • Utopia
  • Without You
  • fragile
  • PIECE OF MY WISH
  • die for you
  • Re:fire
  • Sweet Temptation

メロディアスなAldious

──Aldiousは2008年6月にYoshiさんが中心となって結成されたんですよね。

Yoshi(G) はい。大阪で結成しました。何気にもうすぐ9年経ちますね。そもそも私はいろんな音楽を幅広く聴いていて、ロックもJ-POPもトランスもアコースティック系の音楽もなんでも大好きなんですよ。ただ、自分でギターを弾いていて楽しいと思えるのがメタルだったので、自然とメタルバンドをやろうと思うようになって。ほかのバンドのサポートをしたり、遊びでバンドを組んだことはあったんですけど、プロを目指してやり始めたのはAldiousが初めてでしたね。

Yoshi(G)

Yoshi(G)

──結成当初からAldiousの大きな魅力となっていた、いわゆるアゲ嬢的な派手な衣装を着ることにしたのもYoshiさんの発案だったとか。

Yoshi そうですね。これはもう単純に自分の趣味なんですけど(笑)。どうせだったら普段の生活ではなかなか着られないものを衣装にしちゃおうと。バンド全体としての華やかさも出したかったので、基本はドレッシーな方向性で行こうと結成の段階で決めました。

──その後、結成の翌年にはトキさんが、2010年にはサワさんが加入されました。

トキ(G) 前にやっていたヴィジュアル系バンドが解散したタイミングでYoshiに誘われたんですよ。私はそれまでメタルは聴く専門だったので、当時はメタルを演奏するスキルも自信もなかったんです。ただ、Yoshiが聴かせてくれたAldiousのデモに衝撃を受けたというか。こんな入り込みやすくて聴きやすいメタルってあるんだなと思ったんですよね。サウンドはすごく激しいけど、歌謡曲っぽいメロディが乗せられているのがすごく新しいとも思ったし。そこに惹かれて加入を決めました。

サワ(B) 私は結成後、一時期サポートとして参加させてもらっていて。その後、2010年に正式加入しました。客観的に見るとAldiousはすんごいキレイなお姉さんたちの集まりなので、そこに私が入っていいのかなっていう思いも若干ありましたけど、みんなすごく楽しい人たちだったのですぐに打ち解けられましたね。パッと見、怖そうだったけど(笑)。

──Aldiousとして鳴らす音楽に関しては、結成当初からかなり明確だったようですね。

Yoshi そうですね。直球のどメタルだけど、歌はメロディアス系でいきたいなっていうイメージは結成前のデモ作りの段階からわりと明確でした。

トキ だから曲作りもすごくしやすいんですよ。ギターのツインリードでハモったらAldiousらしいなとか、激しいサビでキレイなメロディが流れてくる感じにするとAldiousっぽいかなとか、活動していく中でよりわかってきた感じもありますし。

サワ “メロディアス”は大きな武器だと思います。私はもともとデスメタルバンドをやっていたので、そういうAldiousのテイストがすごく新鮮で楽しいんですよね。

結束を強めたメンバー交代劇

──CDデビュー以降は、リリースされる作品が高い評価を受け、テレビ出演などの効果もあってライブのチケットは軒並みソールドアウトということで。すごくいい状況での活動が続いていましたが、2012年6月に初代ボーカルのRamiさんが脱退されることになりました。

トキ あのときはけっこう慌てましたね。みんなで作戦会議を開いて「どうする? どうしよう!?」みたいな。

Yoshi 新メンバー候補が何人かいたんですけど、直接会うまでにはなかなか至らなくって。で、最終的に知人の紹介でRe:NOと知り合うことができたのですぐに声をかけたんです。

Re:NO(Vo) 実は私、それまでにもバンド経験はあったんですけど、もう音楽を諦めようと思っていた時期だったんですよ。だから連絡をもらったときも最初は断っていて。ただ、とっきー(トキ)が何度も電話をくれる中で、その人柄に惹かれていったというか。Aldiousのオフィシャルサイトを見ながら電話してたんですけど、「私は今ホントにこの人としゃべってるのかな?」っていうくらい、ものすごく低姿勢で丁寧な話し方だったんですよね(笑)。

トキ 「チョリーッス!」くらい軽いノリで来ると思ってた?(笑)

Re:NO そうそう(笑)。見た目的にそういう雰囲気だったからちょっと怯えてたんだけど全然違ったんです。そこで私の気持ちが変わって、自分にとって最後のチャンスだと思って、「命を懸けてAldiousのボーカルをやろう」と決意したんです。私はこのバンドで初めてメタルに触れる感じだったので、そのことが逆にバンドとしての幅を広げることにもなるんじゃないかなとも思えたので。

Re:NO(Vo)

Re:NO(Vo)

──そして2014年に前ドラマーの脱退があり、翌年にMarinaさんが加入して。現在のメンバー編成になりました。

Marina(Dr) 私は過去に一度音楽を辞めていたんですけど、ちょうどその時期に「やっぱりもう1回音楽をやりたい」と思っていて、本腰を入れられるバンドを探していたんです。そんなときにAldiousからお誘いをいただいて音を聴いたら本当に魅力的だったし、メンバーの人柄もすごくよかった。Re:NOちゃんやサワちゃんとまったく同じで、私も最初は怖い人たちなのかなって思ってましたから(笑)。音のよさはもちろんだけど、この人間性があるからこそ長く活動を続けられているんだなと思えたので、メタルはあまり詳しくはなかったけど加入を決断したんですよね。