映画「美女と野獣」PR

マキヒロチが語る「美女と野獣」|プリンセス願望はもうない 大人になった今だから見えたドラマ

マキヒロチが語る「美女と野獣」

プリンセス願望はもうない
大人になった今だから見えたドラマ

部屋に引き返したくなる食事シーン

──映画にはベルと野獣が一緒にスープを飲むシーンも登場しました。食事をテーマにした「いつかティファニーで朝食を」を描いているマキさんから見て、注目されたところはありましたか?

あのシーンは野獣からしたら、自分の部屋に引き返してこもりたくなってしまうぐらい恥ずかしい瞬間だった気がします。

──どういうことでしょう? 詳しく聞かせてください。確かに、お皿に直接口を付けてスープを飲む野獣に、スプーンを使って上品に飲もうとしていたベルは驚いていましたが。

だって、あんなふうに自分が食べてるのをビックリした顔で見られたら! 野獣の気持ちになってみたら、ちょっと悲しいシーンですよ(笑)。例えば「北の国から」の五郎みたいな人が、東京のおしゃれなカフェとかに行ってカルチャーショックを受けるような……。

──ははは(笑)。でも食事のシーンでは、2人の座る位置が徐々に近付いていってるんですよね。

やっぱり食事っていうのは距離が縮まる行為なんでしょうね。デートもだいたい「食事行こっか」みたいな感じで誘いますもんね。

「いつかティファニーで朝食を」より、朝ごはんをともにする麻里子と創太郎。

「いつかティファニーで朝食を」より、朝ごはんをともにする麻里子と創太郎。

プリンセスになりたいっていうDNA

──ちなみに実写「美女と野獣」ではアニメーション版でも登場した多くのミュージカル楽曲が登場しますが、印象に残ったものはありますか?

やっぱり定番の聞き慣れた曲は気分が上がりますね。冒頭のシーンで、村のみんながベルは変わり者だって歌っている曲は街の賑やかな雰囲気もあって、観てて楽しかったです。ベルの性格も伝わりましたしね。

──「朝の風景」ですね。あと定番曲と言えば、ボールルームで歌われた「美女と野獣」は豪華なセットや衣装も相まって印象的でした。ベルの黄色いドレス姿がきれいでしたね。

映画「美女と野獣」より、ボールルームで踊る野獣とベル。

映画「美女と野獣」より、ボールルームで踊る野獣とベル。

私、黄色って女の子っぽくもないし、男の子っぽくもないし好きなんですよ。元気な感じもありつつ上品さもあり。

──そう考えると黄色はベルにぴったりですね。

黄色いドレスもいいですが、実は私は普段着の青いワンピースのほうが好きで。デコルテラインもスクエア型になっているんですよね。デザイナーさん誰なんだろう。とてもかわいかったです。

──マキさんもドレスなどきらびやかなものに憧れはありますか?

今はもうないですけど、小学校1、2年生とかのハロウィンでシンデレラみたいな格好をしてたらしいですよ。全然覚えてないけど、たぶん憧れてたんじゃないですかね。

──誰もが一度は憧れる道なんですね。

まさに最近それを感じた出来事があって。子供がいる友人の自宅に、私と子連れの友人で遊びに行ったんですよ。そのとき、その家の子供へのプレゼントとして私は動物系のシールを持っていったんですけど、結局喜ばれていたのはもう1人の友人が持ってきたプリンセス系のシールで。さすが母親は女の子が喜ぶものを熟知しているなあ、とも思ったり。やっぱり女性にはもともと、プリンセスになりたいっていうDNAが備わってるんでしょうね。

「『美女と野獣』の話なんてもう知ってるよ!」って人へ

──大人になって改めて「美女と野獣」をご覧になって、気付いた部分はありますか?

ガストンのことを好きな村の女が3人いるじゃないですか。あれって子供のときはなんとも思わなかったですけど、今改めて観ると絶対ガストンに手を出されてますよね(笑)。だってそんな関係でもないと、こんな男をあんなに好きにならないと思う。大人になってドラマが見えてきました(笑)。

──行間が読めたと(笑)。

だから少女のときにアニメーションを観てた人は、大人になってから実写を見ると新たな発見があると思う。

映画「美女と野獣」ポスター

映画「美女と野獣」ポスター

──ちなみにマキさんは冒頭で、「自分で劇場に行って観るジャンルではなかった」とおっしゃっていましたが、その理由を教えていただけますか。

うーん、ストーリーが明らかにわかっているからですね。

──でもその印象は、実際に観てみて変わりましたか。

そうですね。実際に観てみると、アニメーションで知ってた物語がまさにそのまま目の前で繰り広げられたことに、私はいい意味で感動して。作品に対するリスペクトが忠実さに込められている感じがしたんです。内容は知ってても、アニメーションとはまた違う感動が絶対にあると思うんです。だから私と同じように、「『美女と野獣』の話なんてもう知ってるよ!」って人にぜひ観てほしいですね。

「美女と野獣」
2017年4月21日(金)公開
「美女と野獣」

ある城に、若く美しく傲慢な王子が住んでいた。嵐の夜、寒さをしのぐため城へやって来た老婆を冷たくあしらった王子は、老婆に化けていた魔女の呪いで醜い野獣の姿に変えられてしまう。その呪いを解くには、魔法のバラの最後の花びらが落ちる前に王子が誰かを心から愛し、その誰かから愛されなくてはならなかった。長い年月が過ぎ、あるとき町娘のベルが城にたどり着く。村人から変わり者扱いされても自由にたくましく生きてきたベルと触れ合う中で、外見に縛られ心を閉ざしていた野獣は本来の自分を取り戻していく。しかしベルに恋する横暴な男ガストンが、彼女を自分のものにしようと残酷な企みを考え……。

スタッフ
監督:ビル・コンドン
作曲:アラン・メンケン
作詞:ティム・ライス、ハワード・アシュマン
キャスト ※()内はプレミアム吹替版
ベル:エマ・ワトソン(昆夏美)
野獣:ダン・スティーヴンス(山崎育三郎)
モーリス:ケヴィン・クライン(村井國夫)
ガストン:ルーク・エヴァンス(吉原光夫)
ル・フウ:ジョシュ・ギャッド(藤井隆)
ルミエール:ユアン・マクレガー(成河)
コグスワース:イアン・マッケラン(小倉久寛)
ポット夫人:エマ・トンプソン(岩崎宏美)
チップ:ネイサン・マック(池田優斗)
マダム・ド・ガルドローブ:オードラ・マクドナルド(濱田めぐみ)
プリュメット:ググ・バサ=ロー(島田歌穂)
カデンツァ:スタンリー・トゥッチ
マキヒロチ
マキヒロチ
第46回小学館新人コミック大賞入選。週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)にてデビュー。月刊コミック@バンチ(新潮社)にて「いつかティファニーで朝食を」、ゴーゴーバンチ(新潮社)にて「創太郎の出張ぼっちめし」を、ヤングマガジン サード(講談社)にて「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」を連載中。
マキヒロチ
「いつかティファニーで朝食を⑪」
発売中 / 新潮社

コミック 605円

Amazon.co.jp

Kindle版 551円

Amazon.co.jp

マキヒロチ
「創太郎の出張ぼっちめし③」
発売中 / 新潮社

コミック 605円

Amazon.co.jp

Kindle版 551円

Amazon.co.jp