アニメ「ACCA13区監察課」PR

「ACCA13区監察課」

ACCA13区監察課

下野紘×津田健次郎

やり遂げた先に見えた、実は素直な悪友2人

テレビアニメ「ACCA13区監察課」が、先日最終回を迎えた。オノ・ナツメの同名マンガを原作とした同作は、13区に分かれた王国にある巨大統一組織・ACCAに関わる人々を描いた群像劇だ。マンガは月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)に掲載され、現在は番外編となる「ACCA13区監察課 P.S.(ピーエス)」が同誌にて連載されている。

コミックナタリーではアニメの放送を記念し、全3回にわたる特集企画を実施してきた。最終回となる今回は、第1回に続きジーン・オータス役の下野紘、ニーノ役の津田健次郎の2名が登場。全12話を通して演じてきたそれぞれのキャラクターに対する思い、またアフレコ現場へ訪れたというオノとのエピソードを明かしてくれた。さらに記事末には第1回で未公開だったカットを含む、下野と津田のフォトギャラリーも用意しているので、そちらもあわせて楽しんでほしい。

取材・文 / 熊瀬哲子
撮影 / 佐藤友昭

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テレビアニメ「ACCA13区監察課」
ACCA13区監察課
AbemaTV「新作TVアニメチャンネル」にて全話一挙放送

配信日時:2017年4月8日(土)16:00~

» ACCA13区監察課 全話一挙放送#1~12 | AbemaTV

配信日時:2017年4月9日(日)12:00~

» ACCA13区監察課 全話一挙放送#1~12 | AbemaTV

作品情報
あらすじ

13の自治区に分かれた王国にある、巨大統一組織“ACCA(アッカ)”。かつてクーデターの危機により結成されたACCAは、国民の平和を守り続け100年が経とうとしていた。ACCA本部の監察課副課長 ジーン・オータスは、「もらいタバコのジーン」の異名をもつ、組織きっての食えない男。飄々とタバコを燻らせながら、13区を廻り不正がないか視察を行っている。そんなジーンを見つめる視線、不穏な噂と──おやつの時間。ジーンの平和な日常は、ゆっくりと世界の陰謀に巻き込まれていく!

スタッフ
  • 原作:オノ・ナツメ(掲載 月刊「ビッグガンガン」スクウェア・エニックス刊)
  • 監督:夏目真悟
  • シリーズ構成:鈴木智尋
  • キャラクターデザイン:久貝典史
  • 総作画監督:小田剛生、吉田奏子
  • 衣装設定:榎戸駿
  • 小物設定:五十嵐海
  • 美術監督:吉岡誠子
  • 色彩設計:橋本賢
  • 撮影監督:伏原あかね
  • 3D監督:籔田修平
  • 編集:木村佳史子
  • 音響監督:はたしょう二
  • 音楽:高橋諒
  • アニメーション制作:マッドハウス
キャスト
  • ジーン・オータス:下野紘
  • ニーノ:津田健次郎
  • ロッタ:悠木碧
  • グロッシュラー:諏訪部順一
  • リーリウム:遊佐浩二
  • スペード:大川透
  • パスティス:緑川光
  • パイン:安元洋貴
  • モーヴ:田中敦子
  • ポチャード:後藤ヒロキ
  • オウル:上田燿司
  • ノット:前野智昭
  • レイル:八代拓
  • シュヴァーン:宮野真守
  • マギー:上村祐翔
  • ファルケ2世:中尾隆聖
  • クヴァルム:石塚運昇
「ACCA13区監察課 1」
2017年4月21日発売 / バンダイビジュアル
「ACCA13区監察課 1」
Blu-ray BOX / 14040円 / BCXA-1225
DVD BOX / 11880円 / BCBA-4830
「ACCA13区監察課 2」
2017年6月23日発売 / バンダイビジュアル
Blu-ray BOX / 14040円 / BCXA-1226
DVD BOX / 11880円 / BCBA-4831
「ACCA13区監察課 3」
2017年8月29日発売 / バンダイビジュアル
Blu-ray BOX / 14040円 / BCXA-1227
DVD BOX / 11880円 / BCBA-4832
最終回もオノ・ナツメから対談仕様の描き下ろしイラストが到着!
オノ・ナツメ描き下ろしによる対談仕様のイラスト。©Natsume Ono/SQUARE ENIX

ジーンにとってニーノの存在は大きかった

──全12話の放送が終わりましたが、収録を振り返ってみていかがですか?

下野紘 すごく濃密で、あっという間の3カ月でしたね。収録が終わってからはしばらく経っているんですけど、毎週の収録が生活の一部になっている感覚があったので、また始まるんじゃないだろうかみたいな気持ちもありつつ、本当に終わっちゃったんだなという実感もあり。今は複雑な気持ちですね。

左から下野紘、津田健次郎。

左から下野紘、津田健次郎。

津田健次郎 原作が完結しているので、最終回が来ることはわかってはいたんですけど、やっぱり寂しさがありますね。ニーノとしては、ジーンに過去を語ったあと一度姿を消すんですが、戻ってきてからは穏やかに見届けることができたなと。悔いなく演じることができたなと思います。ジーンもジーンでやり遂げた感があるんじゃないですか?

下野 確かにやり遂げた感はありますね。今でも忘れないですよ、12話のアフレコは。なかなかこういうこともないよなと思うくらい、すごく緊張したんですよ。

津田 へええ、そうだったの?

下野 最後ということもあり、「決めなければいけない」という思いもあって。それまでにも長セリフのシーンや、大変だなと感じる部分はあったんですけど、ジーンがあまり動揺しないキャラクターだからこそ、僕自身もそれほど緊張することはなくて。だけど12話に関してはなぜか異常な緊張感があったんですよね。でもそれだけ気持ちを込めて演じさせていただいた役なので、僕もやりきったなと感じています。

──昨年12月に行われた先行上映会では、ジーンという役どころについて「原作と台本を見る限り、自分には無理なんじゃないかと思った」「自分にとって新しい試み」(参照:「ACCA13区監察課」下野紘、ジーン役は「自分にとって新しい試み」と語る)と語られていました。

下野 第1話、第2話の収録の頃は自分にとって新しいタイプのキャラクターだと思っていたんですけど、今はもう自分に馴染んだ感覚がありますね。これまでは元気で明るいキャラクターを演じさせていただく機会が多かったんですが、「騒がない下野紘」じゃないですけど(笑)、こういった役柄も演じることができるんだなと。「ACCA」は会話劇ということもあり、相手のセリフを聞いて、いかに自分の短いセリフの中に説得力を持たせられるか、多くを語らないで表現できるか、そういったお芝居が求められました。それは自分にとって珍しいことだったので、すごくいい経験をさせてもらったなと思います。

アニメ「ACCA13区監察課」第12話より、ジーン・オータス。

アニメ「ACCA13区監察課」第12話より、ジーン・オータス。

──前回のインタビューで「ジーンというキャラクターのことがわからないときがある」とおっしゃっていましたが、演じていくうちに理解は深まっていったのでしょうか。

下野 演じてみて思ったのは、ジーンは比較的素直な奴なんだなと。病室でニーノに「『楽しんだらダメ』とか、もう言うなよ」「俺はずっと楽しかった」と吐露するシーンが印象に残っていて。事故で両親を亡くしてジーンもいろいろ不安に感じることがあったと思うんですけど、ニーノにはすごく助けられてたんだろうなと思うんです。ジーンにとって、ニーノの存在はとても大きかったんだろうなと。だからこそ同じ気持ちで、いろんなことを楽しんでくれていたんじゃなかったのかと、ジーンは怒りを露わにして。そのときに僕は、ジーンも素直な気持ちをちゃんと感情に出せる奴なんだなと思ったんです。ミステリアスな怪しいキャラクターというより、ただ感情を表に出すのが苦手なだけなんだなって(笑)。それを実感したときはより親近感が湧きました。

Pick Up① ジーンの怒り

オータス家を見守る自身の“仕事”について、「楽しんだら駄目なんだ」と語っていたニーノ。大怪我を負ってでも「俺は俺の意思でやってる」と意思を示すニーノに、ジーンは「…だったらさ。『楽しんだらダメ』とかもう言うなよ」「俺はずっと楽しかった」と、静かに感情を震わせる。

表に出さない中にも感情の流れはしっかりとあった

──一方の津田さんは、ニーノを演じられてみていかがでしたか?

津田 ニーノはクロウとの二面性を持った役柄でしたが、ニーノも表に出さないというか“出せない”だけで、割と素直なキャラクターなんだと感じましたね。最初こそどう演じていこうかと考える部分もありましたが、表に出さない中にも感情の流れはしっかりとあったので、ニーノのペースやトーンを理解しながら演じていくことができました。

──徐々にニーノというキャラクターを掴んでいった感じでしょうか。

津田 そうですね。現場で演じていくうちにわかっていったなと思います。それこそ「騒がない下野紘」との掛け合いの中で理解していく部分も多かったです。

──そんな下野さんの座長ぶりはいかがでしたか?

津田 そこは全然変わらないですよ。普段通りの下野紘でした。年下の小さい女の子(悠木碧)にもガンガンイジられて、背の高いお兄ちゃん(宮野真守)にもガンガンイジられて。

アニメ「ACCA13区監察課」第12話より、ニーノ。

アニメ「ACCA13区監察課」第12話より、ニーノ。

下野 ははは(笑)。5長官にもイジられてましたしね。

津田 相変わらずの愛されキャラでした。でもお芝居の中での「騒がない下野紘」は、僕も初めて触れるところではあったので。“大人の下野紘”を見せていただいて新鮮で楽しかったです。